ピースロード

ワン・コリア・ピースロード2020

2020年7月17日~8月29日
「6・25動乱70周年」を記念し
韓国を中心に130か国で開催
 7月17日から8月29日まで、韓国を中心に、日本、米国、ロシアなど世界130か国で、韓半島統一と世界平和を祈念する自転車縦走イベント「ワン・コリア・ピースロード2020」が開催されました(主催:ピースロード組織委員会/南北統一運動国民連合)。韓国では、韓国の二世と、各大陸と国家を代表する留学生約70人から成る「世界縦走団」を結成し、韓半島を自転車で縦断して合計約800キロを走りました。


韓国・慶尚北道で行われた歓迎イベント(8月5日)

韓国の市民約7000人が参加

8回目となった今年のピースロードは、「6・25動乱70周年」を記念し、1950年に勃発した朝鮮戦争で危機に陥った韓国を助けるために世界から参戦した22か国(戦闘支援16か国、医療支援6か国)の参戦勇士を追悼して行われました。

 韓国のピースロードは、7月17日午前10時、韓半島の南端、慶尚南道の巨濟市で出発式を行い、「東海岸」「平和」「統一」の3チームに分かれて縦走が始まりました。

 東海岸チームは8月1日に釜山広域市の機張郡を出発し、東海北部線鉄道が通る蔚山、慶州、浦項、盈德を経て、北朝鮮との軍事境界線に接する江原道の高城までを縦走しました。

 韓国内の二世で構成された統一チームは、8月20日、韓国最南端の済州島を出発して、翌日木浦に入港、湖南圏を中心に光州、全羅南北道、大田、忠清南北道を経て聞慶セジェ(道立公園)に向かいました。

 14か国の海外留学生で構成された平和チームは、8月21日、嶺南圏を中心に釜山、慶尚南北道、大邱を経て聞慶セジェに向かいました。

 統一・平和の両チームは、聞慶セジェで合流し、縦走完了地点である臨津閣まで共に走りました。

 今回は、韓国政府の統一省と行政安全省、ソウルや釜山など16の広域自治団体、広域市・道議会など約30の公共機関が後援。全国の広域市・道ごとに開かれた区間別縦走には、地域の青年・学生をはじめ、社会団体や自転車同好会のメンバーなど、延べ約7000人が参加し、各地で行われた出発式には道知事や市長などが出席して参加者を激励しました。